
公共図書館向けシステム LiCS-Re3
overview
概要
公共図書館向けシステム LiCS-Re3
LiCSシリーズは、1973年に国内初の公共図書館向けパッケージシステムとして誕生しました。以来、全国の400を超える自治体からいただいたご要望を取り入れながら、常に機能拡充を続けています。LiCS-Re3は、蔵書が100万タイトル以上の公共図書館を主な対象とした導入型の図書館システムです。複雑なカスタマイズへの対応や自前でのサーバ管理が必要な図書館に適した公共図書館様向けソリューションです。
(クラウド型ソリューション「LiCS-Re3 for SaaS」もラインナップ)
highlight
特長
手のひら図書館
スマートフォンなどのモバイル端末を使い、いつでも図書館の情報を確認したり、本に関する手続きを行える機能を提供します。また、Web上から事前に利用者登録ができるほか、端末の画面に利用者カードを表示することで、物理カードなしでも図書館を利用できるようにし、利便性の向上を図っています。
どこでも図書館
スマートフォンなどを通じて、あらゆる場所から電子書籍を検索したり、デジタルアーカイブ化された地域の貴重な資料を参照することができます。さらに、街中にある石碑や記念物を撮影すると、その被写体に関連する図書館の蔵書や資料が表示されるなど、地域の文化資源と連携した活用も可能です。
子どもの読書推進
子どもが読書を続ける意欲を高める「読書マラソン」のサポートをはじめ、タブレットを使った学習意欲向上や、読書記録の印刷など、図書館の楽しさを体感できる機能を充実させています。
図書館の運営効率化
職員同士のコミュニケーションを活性化する仕組みや、ICタグを活用した業務フローの自動化・効率化のほか、柔軟な設計の帳票出力機能など、多角的に図書館運営をサポートする機能を豊富に備えています。
feature
機能
point 01 | 効率的な図書館運営をトータルに支援閲覧管理や資料管理、相互貸借、統計・帳票、利用者向けサービス(OPAC)といった、公共図書館の中核業務を総合的にカバーします。視認性や操作性を重視したシステム設計により、図書館業務を効率化し、職員の負担軽減を目指します。 |
point 02 | LINE連携機能図書館から利用者へ情報を発信するとき、メールに比べてLINEの閲覧率が高い傾向があります。LINEの活用により、利用者に確実に図書館からの通知を届けることが可能となります。 |
point 03 | 事前のWeb登録機能スマートフォンやタブレット、PCなどを使って、利用者情報を事前登録できる機能を提供します。これにより、図書館での登録手続きを簡略化でき、カウンターでの混雑を減らして職員の業務負荷を軽減することができます。 |
point 04 | 利用者バーコード表示機能スマートフォンやタブレットがあれば、認証済みの利用者カードをいつでも画面に表示できます。物理的なカードを携帯する必要がなく、紛失リスクを低減できるほか、カード紛失に伴う再発行手続きが減るため、職員側の負担も軽くなります。 |
point 05 | 電子書籍サービス連携機能スマートフォンからインターネットを経由し、図書館所蔵の電子書籍を「検索」「予約」「貸出」「返却」までいつでも気軽に行える機能です。仕事や子育て、介護などで忙しく来館が難しい方や、遠方にお住まいの方、身体的に移動が大変な方など、図書館利用が困難だった方々でも、図書館の電子書籍サービスを活用できる環境を実現します。 |
point 06 | デジタルアーカイブ紹介機能図書館に寄贈された郷土資料や、街の風景を定点撮影した写真資料などをインターネット上で公開できます。これにより、地域の歴史や文化資源の新たな発見を促し、利用者様は地域や街のディスカバリーツールとして活用可能です。 |
point 07 | 探険アプリ機能街中にある石碑や銅像、記念物、建造物などを巡る散策や街歩きイベントをより楽しめる「探険アプリ」を提供します。スマートフォンやタブレットで撮影した被写体を瞬時に認識し、関連する図書館の蔵書やデジタルアーカイブにアクセスできるため、地域の歴史や事蹟を深く学ぶ機会を創出します。 |
point 08 | 館内コミュニケーション機能館内に設置された業務用端末同士で、周知事項や応援要請などの業務メッセージをやり取りできる機能です。これにより、職員間の連携を円滑にし、業務効率の向上や迅速な対応を可能にします。また、本館と分館など複数の施設間のコミュニケーションツールとしても活用できます。 |
point 09 | ICタグ連携機能ICタグシステムと連動した自動貸出機・自動返却機・予約棚を導入することで、貸出・返却を利用者自身がセルフで行えるようになり、読書傾向などプライバシー保護にもつながります。職員は貸出返却以外の業務に専念できるようになります。 |
point 10 | 自由帳票出力機能定型の業務帳票にとどまらず、統計情報や資料情報、利用者情報などから自由にデータを抽出・帳票作成できる機能を備えています。非定型の業務レポートや議会への報告など、多様な場面で活用可能です。 |
point 11 | 読書推進機能利用者が設定した読書目標の進捗をイラストやグラフでチェックし、オンラインイベントに参加したり、借りた本を本棚イメージで一覧できるなど、多彩な読書支援を行います。また、インターネット上で借りた本、気になる本を記録できるため、子どもから大人まで幅広い世代が気軽に活用できる機能です。 |
point 12 | 学校のタブレット連携機能ギガスクール端末(タブレット)を活用し、生徒が図書館の蔵書を簡単に検索できる機能です。利用者カードの機能だけでなく、借りた本の読書履歴をグラフ化して視覚的に確認するなど、読書意欲の向上や図書室・図書館利用を促進する仕組みを提供します。 |
point 13 | 読書記録の印刷機能利用者が借りた本の情報を、通帳タイプの用紙や手帳に貼れるサイズのシールに印刷できます。家族や友人同士でその通帳やシールを見せ合うことで、本をきっかけとした会話が生まれ、子どもたちの読書意欲向上にも寄与します。さらに、読書の思い出として記録に残すことができます。 |